こんにちは！
わしののりこです(^^)/
お顔そりエステの常連さまのＹさま。
今日のご来店には理由があって
その理由を聞いたとき
わたしぶっとびました。
その理由というのがこちら。
以下「」内はＹさま(※大野弁ver.)
「こんなときやで
お顔そりなんかせんでもと思ってたんやけど」
「こないだ女優さんがコロナで急逝したのを見て
やっぱお顔そりに行かんとあかん！と思って」
？？？？
「いつだれが感染するかわからんし」
「もしかしたら
わたしだってかかって死んでしまうかもしれん」
！！！！！
「死んでしもたとき着てるものなんかはどうでもいいんや」
「どうせ白いのに着替えさせてもらえるで」
「でも死に化粧してもらうとき
うぶ毛もさもさやとかっこ悪いなと思って」
「そう思ったらすぐにお顔そりに来たくなって」
死に化粧？
うぶ毛もさもさやとかっこ悪いですって？？
そ、そ、そんなとこまで考える？？？
うひゃあ。
これは驚いた。
わたし今まで何百人、ともすれば何千人もの方の
お顔そりをさせていただいてきたけど
こんな来店理由は初めて！！！！
死に化粧されるとき、ですと？？？？
その場面を頭の中で妄想してみました。
たしかに！
Ｙさまのおっしゃるとおりかも。
わたしなんか
「お顔そり」を生業としているのに
人生最後のとき
顔じゅううぶ毛がもさもさで
担当のおねーさんに
「あらあら、わしのさんたら・・」
って思われるのは絶対いやです。
わたしも定期的に「お顔そり」を
ちゃんとしようと思いました。
いつもいつでも
ぴかぴかつるん♪のお肌でいないとね。
Ｙさまの意見にものすごく同感です。
自力ではどうもできない
このコロナ禍。
わたしたちの環境も暮らしも
激変しました。
そんな中で
なんとなく遠くに感じてた「死」というものが
実はすぐそばにあるんやってことを
みんな気づきはじめたのでしょう。
でも
Ｙさまの言ってる「死」は
重く暗くのしかかるものでは決してなく
よりよい「死」を迎えるために
立ち向かう「前向きな心がまえ」なんですね。
なんてすごいの！
ちょっと鳥肌たちました。
最初
Ｙさまがニコニコしながら
この来店理由をお話されたとき
ほんとにびっくりしましたが
こんなふうに考えて
「あ！お顔そりしてこなくちゃ♪」
と考える事のできるＹさまは
ほんとに豊かな感性を持った
素晴らしい方だと思いました。
わたしにとって
お客さまとの会話は
本を読むよりも
映画を見るよりも
心に染み入ります。
今日はここまで
また明日っ。
